絶句した絵画 のこと。

石田徹也さんという画家の作品を見たときに「この人は生きづらいだろうなぁ」と思った。
世の中をこんな風に見ていたら、きっと長生きはできないだろうと。
ちなみに見たのは「回収」という絵で、お通夜とおぼしきシチュエーションが描かれているもの。亡くなった人を遺族が取り囲んでいるシーンであるが、遺体はお棺の中ではなく、回収業者によって解体されダンボールに梱包されている、という内容で、そのせいで「死」にまつわる感想が浮かび上がってきたのかもしれない。
奇しくもその画家は既に故人であるとのこと。
他にも数点の作品を見ましたが、この人は画家と言うよりは哲学者に近いのではないかという印象すら受けました。哲学持論の表現方法が絵画だったのではないかと。それくらい世界の捉え方が徹底してました。
彼の作品を見てると、気味が悪いような、不安になるような気持ちがするんですが、それはきっと『普段そこに確かにあるんだけど見ないように気づかないようにして通り過ぎてしまおうと思ってるところをぐっと腕を掴まれて「ほら見ろ、じっくり見ろ」と言われ続けているかのような心持ち』になるからではないかと思います。
未見の方はどうぞ。心楽しい絵ではないので精神状態にお気を付けて。


http://www.cre-8.jp/snap/390/index.html

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